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【3歳児のパパ・ママ必見!】3歳児って何ができるの?3歳児の発達目安やできること、適切な接し方を徹底解説!

3歳児は発達・成長が著しいですが、一方で何ができるのかがわかりにくい時期です。そのため、「我が子の発達は順調なの?」「接し方がわからない」と不安に思う方も多く見られます。

そこで本記事では、3歳児の発達の目安やできるようになること、接する際の注意点について詳しく解説します。

3歳児を持つ保護者の方やこれから3歳を迎える子どもを育児中の方は、ぜひ参考にしてください。

3歳児の発達目安

まずは、3歳児の平均的な発達の目安を以下の6つの項目に分けて紹介します。

・身体の発達
・運動面での発達
・知能の発達
・言葉の発達
・理解力の向上
・手先の巧緻性の向上

子どもの成長は何歳になっても個人差がありますが、3歳児は特に成長が著しい半面、個人差も大きい時期です。

ここで解説する発達程度はあくまでも目安ですので、当てはまらないからとあまり深刻にならずに、参考としてとらえてください。

身体の発達

厚生労働省が発表した「乳幼児身体発育調査Ⅱ調査結果の概要」によると、3歳児の平均身長と体重は以下の通りです。

●男児(中央値)

身長(㎝) 体重(㎏)
3歳0~6カ月未満 95.1㎝ 13.99㎏
3歳6カ月~12カ月 98.6㎝ 14.9㎏

●女児(中央値)

身長(㎝) 体重(㎏)
3歳0~6カ月未満 93.8㎝ 13.53㎏
3歳6カ月~12カ月 97.4㎝ 14.56㎏

 

母子手帳に掲載されている「乳児身体発育曲線」は、子どもの発達状態をパーセンタイル値で表しています。

平均値から上下に幅がある帯が示されており、94%の子どもがこの範囲内に当てはまると言われています。

表を見てもわかるように3歳児は特に身長が急激に伸びますが、個人差が大きいため、この範囲に入っていればよいと捉えて不安になりすぎないようにしましょう。

運動面での発達

3歳になると土踏まずが完成し、運動機能が発達します。身体の構造がほぼ完成する時期とされており、バランス感覚が発達し重心のコントロールもできるようになるため、基本的な動きがほぼできるようになります。

●できるようになる動作

・片足ケンケン
・ブランコをこぐ
・平均台の上を歩く
・ボールを転がす
・1メートル位離れた相手に下から投げることができる
・ボールを両手で受け止めることができる
・音楽に合わせて歩く、走る、ギャロップする、止まるなどができるようになる
・1~3段の段差から飛び降りる
・滑り台やジャングルジムで遊ぶことができる

知能の発達

3歳になると好奇心や探究心が旺盛になり、いろいろなことに興味を示したり、自分で考えることが増えたりするため、知能が発達します。

小さな数字を数えることができるようになり、大きさを比較したり絵本の内容を理解して覚えたりできるようになるでしょう。

ごっこ遊びは、社会的な役割やコミュニケーション能力、想像力、発想力、他者の視点の理解力などの力を育むことでき、知能の発達によい影響を与えるでしょう。

言葉の発達

3歳児は成長著しい時期ですが、その中でも特に言葉の発達が顕著です。語彙が2歳児の頃の約2倍に増え、言葉のキャッチボールもできるようになるため、楽しく会話できるようになります。

積極的に話しかけ、会話をする時は目を見て相づちを打ちながら聞いてあげることを心がけるとよいでしょう。

ごっこ遊びは大人の会話をまねたりテレビで見たことを再現したりするため、知能だけでなく、言葉の発達も促します。

●できるようになること

・日常のあいさつ(おはよう・こんにちは・ありがとうなど)
・名前を呼ばれると返事をする
・3語文~多語文(4語以上を組み合わせる文)を使う
・自分が感じたことを伝える(暑い、寒い、お腹が痛いなど)

理解力の向上

言葉の発達や知能の発達と共に理解力も向上し、やってよいことといけないことがわかるようになります。

絵本のストーリーを理解できるようになったり相手の気持ちをくんで行動できるようになったりするため、友達と遊ぶ楽しさを知るでしょう。

また、名前や年齢、簡単な質問に答えることができるようにもなります。記憶力も発達するため、「昨日は○○ちゃんと遊んだ」「昨日はハンバーグを食べた」など、過去のことを思い出して話すことができるようになります。

はじめは過去のことはすべて「昨日」ですが、成長と共に「おととい」「明日」などの時間軸を理解できるようになるでしょう。

手先の巧緻性の向上

巧緻性(こうちせい:指先や手先を使う能力の度合い)がさらに向上するため、手先の器用さが増します。

ブロック遊びや塗り絵、折り紙などの手先を使った遊びをすると、器用さはどんどん増していくため、子どもが興味を持ったら積極的に取り組ませるとよいでしょう。

●できるようになること

・ハサミを正しく持つ
・5㎝くらいの直線を切る
・折り紙を半分に折る
・指で糊を紙に伸ばす
・クレヨンを正しく持つ
・閉じた丸や四角が書ける
・顔のパーツを理解し、表現できる(目・鼻・耳・口)

コミュニケーション・社会性の発達

上記でも述べたように、3歳になると相手の気持ちをくむことができるようになり、友達とコミュニケーションを取りながら遊ぶようになります。

友達と遊ぶ楽しさを知る半面、自己主張がぶつかり合いトラブルになることも増えますが、
何度も経験するうちに「貸して・どうぞ・ありがとう・ちょうだい・入れて」などができるようになり、社会性が発達します。

社会性を育むためには、多くの人と接する機会を増やしたり、ルールがある遊びや集団遊びを取り入れたりするとよいでしょう。

●おすすめの遊び

・かくれんぼ
・だるまさんがころんだ
・鬼ごっこ
・ごっこ遊び

3歳児になってできるようになることとは?

3歳の頃は成長が著しい半面、何ができるのかがわかりにくいため、我が子が順調に成長しているか、不安に思う方も見られます。

そこで、この章では、3歳になったら何ができるようになるかを解説します。

上記の発達目安でも簡単に解説していますが、3歳児になってできるようになることには以下のことが挙げられます。

・あいさつやルールなど決まり事を守れる
・生活に関わるものごとを一人でできるようになる
・家のことをお手伝いできる

あいさつやルールなど決まり事を守れる

「おはよう・こんにちは・ありがとう・いただきます・おやすみなさい」などのあいさつができるようになります。

周囲の大人は、日頃からこまめなあいさつを心がけ、あいさつされたらあいさつを返すようにしましょう。

また、公共の場で走らない、静かにするなどのマナーやルールを意識できるようになります。

やってよいことといけないことがわかるようになるため、ダメなことはダメだと教えると「やってはいけないことだ」と理解して守ることができるようになります。

ただし、他のことに集中すると忘れてしまうこともあるため、その都度教えることが大切です。

生活に関わるものごとを一人でできるようになる

3歳になると身の回りのことを一人でできるようになり、自分から進んで何でもやりたがるようになります。

完璧にできないから、と先回りして親がやってしまうと、自立心が育たなくなる可能性もあるため、多少出来が不十分でもやらせてあげましょう。

●できるようになること

・服の着脱
・靴の着脱
・大きなボタン3個程度の掛け外し
・スナップを留める
・自分で使ったものを片付けようとする
・一人でトイレに行くことができる
・食事を一人でできる

家のことをお手伝いできる

3歳くらいになると好奇心が旺盛になり、さまざまなことに興味を示すようになります。人の動作を見てまねをしたくなるため、家の手伝いをしたがるようになります。

「忙しいからやらせたくない」「キチンとはできない」などと思いがちですが、お手伝いをすることで根気や集中力、考える力がつきます。

達成感や自信を得るため、自己肯定感も高まり、何事にも積極的にチャレンジするようになるでしょう。

一つのことをすべてやらせるのではなく、皿洗いで皿を拭く係になる、食後の食器を下げる、料理中に粉を混ぜる、牛乳や水をそそぐ、材料をそろえる、タオルをたたむ、など、子どもができそうなことを頼んでみましょう。

お手伝いをさせる時は、必ず親の目の届くところで行い、終わったら「ありがとう!助かったよ」の感謝の気持ちを伝えてください。

3歳児に接する上での注意点

3歳児とはどのようなものかわかったけれど、「具体的にどう接すればよいのかわからない」と思う方も多いでしょう。

ここでは、3歳児に接する際の注意点を4つ解説します。

・叱るのではなく理由を伝える
・提案形式で説明をする
・子どもの好奇心にはなるべく応える
・主張を受け止める

叱るのではなく理由を伝える

何にでも「イヤ!」と主張する2歳のイヤイヤ期から、大人の言うことを理解した上で反抗したり自分の要求をはっきりと伝えたりする反抗期に変わります。

頭ごなしに「ダメ!」と叱るとますます反抗されてしまい、逆効果です。3歳児は理解力もついてきているため、3歳でもわかるようにかみ砕いてダメな理由を伝えると「やってはいけないことなんだ」と理解します。

わかっていても繰り返すこともありますが、イライラせずにその都度冷静に理由を伝えることが大切です。その際は、普通口調で冷静に根気よく伝えましょう。

提案形式で説明をする

3歳になると自我がさらに成長し、何でも自分でやりたがるようになります。しかし、子どもにして欲しいことがある時に、「○○しなさい!」と命令すると反抗してしまいます。

「○○が終わったら遊ばない?」「○○してみない?」「これとこれ、どっちがいい?」など提案形式で説明すると、受け止められやすいでしょう。

子どもも「自分で選んだ!」と納得し、意見が尊重されたと感じて満足します。

子どもの好奇心にはなるべく応える

3歳児は知能が発達し、疑問に思うことが多くなります。「どうして?」「なんで?」を連発し、答えに困る質問をしてくることもあります。

答えられない時には「後で!」とはぐらかしたりせずに、「そうだね、不思議だね。一緒に調べてみようか?」と好奇心をさらに刺激しするように対応するよいでしょう。

また、「なんでだと思う?」と逆に質問すると、考える力を養うことができます。

主張を受け止める

3歳になると自我がますます発達し、自己主張をするようになります。認めてもらえないと泣き叫んだり暴れたりすることもありますが、落ち着いてまずは主張を受け止めましょう。

子どもの気持ちに寄り添って「○○されたことがイヤだったんだね」「こうしたいんだね」と気持ちを代弁してあげると「自分の話を聞いてくれる」「わかってくれた」と、安心します。

3歳児の発育は個人差がある

子どもの発達には個人差がありますが、3歳児は身体も心も成長が著しく、特に個人差があります。

持って生まれた性質以外でも、月齢や上に兄弟姉妹がいるかどうかでも異なるため、他の子どもと比較しないことが大切です。

どうしても不安な場合は、かかりつけの小児科医師や児童精神科医、保健師、自治体の保健センターに相談するとよいでしょう。

まとめ

3歳児は成長がめざましく、できることが増えてきます。心や知能の発達も活発で、周囲の大人や友達との関わりも増える時期です。

イヤイヤ期や反抗期を迎え対応に困ることも多いですが、成長の証しのため、この記事を参考に適切な対応で乗り切りましょう。

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