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【2歳児のパパ・ママ必見!】イヤイヤ期に要注意!2歳児に適した遊びや接し方を徹底解説!
子どもは2歳になると心も身体も大きく成長し、できることも増えます。1歳時に比べると手がかからなくなりますが、イヤイヤ期を迎えて接し方が難しくもなります。
そのため、子どもの成長に喜びを感じると同時に「順調に発達しているの?」「言うことを聞かなくなったけどどう接したらよいの?」と悩む方も多く見られます。
そこで本記事では、2歳児の平均的な発達段階や適した遊び、イヤイヤ期の接し方について詳しく解説します。
2歳児を持つ保護者の方やこれから2歳を迎える子どもを育児中の方は、ぜひ参考にしてください。
2歳児の発達段階
まずは、2歳児の平均的な発達(運動面や言語面の成長)の目安を、以下の4つの項目に分けて紹介します。
・身体の発達
・言葉の発達
・自己意識の発達
・生活の自立
2歳から3歳にかけては最も大きな変化が見られる時期とも言われており、この時期の子どもの発達には個人差があります。1〜数ヶ月の間に大きな成長が見られることも多いため、あくまで参考としてご覧ください。
身体の発達
2歳になると安定して歩行できるようになり、筋力や体力も向上します。運動量も増えるため、ぽっちゃりした赤ちゃん体形からすらっとした幼児体形になってきます。
遊具がある公園に遊びに行ったり、室内でもできるだけ身体を動かせるように部屋を整えたりすると発達を促すことができるため、積極的に行うとよいでしょう。
●身体の発達
身体をコントロールする能力が発達し、走る、跳ぶ、またぐ、くぐるなどの動きができるようになり、以下の動作ができるようになります。
・走ったり跳んだりできる
・ボールを両手で受け止めたり蹴ったりできる
・小さな段差をまたぐことができる
・音楽に合わせて歩く速さを変えることができる
・手を使わずに階段の上り下りができる
・三輪車のペダルをこぐことができる
●手先の発達
手先をコントロールする能力も向上するため器用さが増し、以下の動作ができるようになるでしょう。
・スプーンやフォークを使う(使おうとする)
・つまむ、丸めるなどの動作ができる
・鉛筆をしっかり握れるようになる
・面ファスナーを使えるようになる
・靴下や靴を自分で脱ぐ
・服の着脱をしようとする
言葉の発達
2歳になると語彙が急速に増え、会話の内容も豊かになってきます。「パン 食べる」「わんわん いる」などの2語文を話せるようになり、早い子どもだと「にゃんにゃん こっち きた」「パパ 公園 行った」 などの3語文を話せるようになります。
また、「コップを取って」「パパに新聞を“はい”してきて」などの簡単な指示を理解できたり、「公園 行く」「○○する」など、自分の意思を表すことができたりするようになるでしょう。
言葉が増えると他者とコミュニケーションを取ることが楽しくなり、身近な人間とのやりとりが増えていきます。
普段から「きれいなお花だね」「大きな雲だね」と形容詞をつけて話しかけたり、絵本の読み聞かせをしたりすると、どんどん言葉を吸収します。
自己意識の発達
2歳になると、自分と他者の違いに気がつきます。なんでも自分でやりたがり「あれがしたい」「これはイヤ」など自己主張をするようになります。
素直に言うことを聞かなくなり、なんでも「イヤ!」と拒否するようになるため、これを「イヤイヤ期」と呼びます。
また、友達の行動に興味を覚え、一緒に遊んだり名前を覚えたりするでしょう。ただし、一緒に遊んでいるようで、実は隣で同じ遊びをしているだけということもよくあります。
おもちゃの取り合いや手が出てしまうなどのトラブルが起こることもあります。思うようにいかなくてかんしゃくを起こす場合もありますが、このような経験を積むことで社会性を身につけていきます。
生活の自立
2歳になると、食事、着替え、排泄などの基本的な生活習慣が身についてきます。
食事
スプーンやフォークを鉛筆持ちで使うことができるようになり、最後まで自分で食べることができるようになります。
好き嫌いが出てきたり、食べたり食べなかったりする食べむらがでるようになる場合もありますが、叱ったり強制的に食べさせたりすることは避けましょう。
少しでもがんばって食べたら大げさに褒める、ごはんをお茶碗ではなくおにぎりにしてかわいらしくラッピングする、などの工夫をすると、食べるようになることもあります。
「食事は楽しい」と思える雰囲気を保つことが大切です。
着替え
衣服の着脱を自分でしたがるようになります。面ファスナーが使用されているものを用意すると「自分でできた!」と達成感を得ることができます。
ボタンやファスナーなど自分でできない部分だけさりげなく手伝い、できたら十分に褒めましょう。
排泄
2歳になるとトイレトレーニングができるようになります。トレーニングは、以下の点ができるようになってからはじめましょう。
●一人で歩くことができる
●排尿の感覚が1~2時間以上空いている
●言葉を理解でき、簡単な言葉(「はい」や「いや」)で返事ができる
子どもの発達全般に共通することですが、トイレトレーニング完了の時期には個人差が大変あります。
できたと思っても再び失敗するようになることもあるため、「いつかはできるようになる」「大人になってもできていない人はいない」と考えて焦らずゆったりとした気持ちで行うことが大切です。
また、失敗せずにできた時には、しっかりと褒めることも成功のポイントの1つです。
2歳児に適した遊び
子育てにおいて「遊び」は重要なポイントの1つです。
しかし、子どもによい影響を与える遊びを教えようと思っても、「2歳の子どもに合った遊びがどういうものかわからない」「毎日同じ遊びでは飽きてしまうのでは?」と不安に思う方もおられるでしょう。
この章では、遊びの重要性や2歳児に適した遊びについて解説します。
遊びの重要性
遊びには、身体を動かすものや手先や頭を使うもの、外で遊ぶもの、室内でも遊べるものなど、さまざまなものがあります。
子どもは遊びを通して、身体能力やコミュニケーション能力を培います。しかし、発達段階や年齢に合っていない遊びをさせてしまうと、楽しめずに続かなかったり期待した効果が得られなかったりするため、子どもに合った遊びを選ぶことが重要です。
遊びの種類にもよりますが、遊びには以下の点の発達を促す効果が期待できます。
・身体能力を高める
・他者との関わり方を学ぶ
・手先の器用さを高める
・言葉の発達を促す
・好奇心を刺激する
具体的な遊びの例
2歳児におすすめな遊びには以下のものがあります。
●追いかけっこ
追いかけっこは、身体の向きを途中で変えたり障害物を避けたりするなど、普段の生活ではあまり行わない動きをするため、身体をコントロールする能力を促します。
捕まえた時にくすぐったり抱きしめたりすると、逃げる際にスリリングな気持ちになったり捕まった時のことを想像して楽しくなったりするでしょう。
室内でもできますが、その場合は角のある家具をどける、角をおおうなどの安全対策を行ってください。
●ダンス
音楽に合わせて身体を動かすことで、身体を動かす楽しさやリズム感、バランス感覚などを養うことができます。
家族や友達と一緒に踊ると、コミュニケーション能力が養われたり、皆で一緒に行動することの楽しさを感じたりすることができるでしょう。
●しかけ絵本
しかけ絵本は、ひっぱると物や人が飛び出してくるものや穴が空いていて指を入れることができるもの、ボタンを押すと音や音楽が鳴るものなど、2歳児の好奇心をくすぐるしかけが盛り込まれています。
そのため、本に関心があまりない子どもにも、本を楽しみ、本に対する興味を持たせることができます。
また、普通の本の読み聞かせでも、語彙や表現力を高める効果が期待できます。
●積み木
積み木遊びは、集中力や手先の器用さ、創造力を養う遊びです。2歳になると、積み木を高く積んだり長くつなげたりすることができるようになります。
積み木を選ぶ際は、大きめのものや布製のものを選ぶとよいでしょう。はじめは積むことができなくても、遊び続けるうちに積んだり並べたりすることができるようになります。
●粘土
粘土は、手先が器用になるのに役立ちます。自由に形を変えることができるため、創造力や発想力が身につきます。混ぜて色や形を変えることもできるため、色や形の認識能力も高まるでしょう。
また、感触を楽しみ、徐々に形になるものを作りあげていく楽しさで夢中になり、集中力を高める効果も期待できます。
2歳児には、間違って口に入れても安全な小麦粉粘土がおすすめです。
●ごっこ遊び
ごっこ遊びは、他者になりきるため、創造力や観察力、思考力、表現力が身につきます。家族ごっこやお店屋さんごっこなどを友達とすると、コミュニケーション能力や協調性も養うことができるでしょう。
代表的なごっこ遊びには、おままごとが挙げられます。おままごとは、手や指の使い方を覚えたり、言葉を覚えていったりする効果もあり、心の発達に役立つ遊びです。
2歳児との接し方
2歳児の大きな特徴の1つに、イヤイヤ期があります。今まで素直に言うことを聞いていた子どもが自己主張をはじめ、「イヤ」を連発するようになるため、驚いたり心配したりする方も多いでしょう。
この章では、イヤイヤ期について詳しく解説します。
・イヤイヤ期について
・イヤイヤ期の子どもへの接し方
イヤイヤ期について
2歳頃になると自我が芽生えはじめます。大人の言うことを素直に聞かなくなる子どもが多くなり、なんでも自分でやりたい、と思い、親に言われたことを押しつけられたように感じて怒ったり泣いたりするようになる場合があります。
不安に思ったりイライラしてしまう方も少なくありませんが、順調に心が成長している証しです。
早い場合は1歳半頃から始まり、ほとんどの場合、3〜4歳になると自然に治まるため、押さえつけたり叱ったりせずに、一時的なものと理解して心配しすぎないようにしましょう。
イヤイヤ期の子どもへの接し方
子どもが「イヤ!」を連発して言うことを聞かないと、ついイライラして頭ごなしに叱ったり子どもを否定してしまったりしがちです。
しかし、このような対処を取ると子どもは自分が否定されたような気持ちになり、自立心や自発性が低くなってしまう可能性があります。
子どもの気持ちや自主性を尊重して、以下を参考に丁寧に対応しましょう。
・子どもの質問や疑問には根気強く答える
・よいことをしたら褒め、悪いことであれば理由を説明して落ち着いて叱る
・できる範囲で選択肢を用意して子どもに選ばせる
・かんしゃくを起こしたら落ち着くまで待つ
・危険を伴わない限り納得するまでやらせてみる
また、子どもの行動をよく見て「自分でこれをしたかったんだね」と子どもの気持ちに寄り添ってあげると、子どもは「自分を理解してくれている、受け入れてくれている」と感じて安心します。
まとめ
2歳は、心も身体も大きく成長する時期です。イヤイヤ期がはじまり、育児に手こずるように感じる方も多いですが、あまり心配せずにゆったりと構えて正しい対処をすると、自立心や自発性を持った人間に成長するでしょう。
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